君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

4月1日

8ヶ月になったうちの娘。名前をふみちゃん(仮名)という。
最近、大木くんがふみちゃんのことをふみふみと呼びだした。

つられてわたしも呼んでしまう。

「ふみふみー、ボールで遊ぶ?」
「ふみふみ、お風呂の時間だよー」
「ふみふみ眠いふみ?」
「ふみふみ、ねんねするふみ!」
「ふみふみふ!」

語尾までふみになり、最終的に意味不明な言語を喋りだす夫婦。
8ヶ月はもう周囲が話す言葉をしっかり聞き取り始める月齢らしいのでそろそろまともな日本語でない言葉はやめるべきなのだがどうにも癖になってしまった。


一方、ふみちゃんはすっかり大きくなって今日はもう入園式だ。
普段は知らない人がたくさんいるところでは警戒心むき出しで眉根を寄せて縮こまって無言になり、他人に近づかれると大泣きするくせに、今日は担任の先生に話しかけられたり頭を撫でられてもにこにこしてマイペースにおもちゃで遊んでいた。

保育園の先生はやっぱりすごい。
これまで時々保育士の方と話す機会があったけれど、皆さんこちらに対して心の壁的なものが全然ないのでこちらも自然と安心して話せる。ふみちゃんもたぶんそういうのを察知しているのだろう。
頭でっかちなわたしたち夫婦みたいな人間からするとこういうのはほとんど特殊能力に見える。本当にすごい。

まあ実際に親と離れて保育園で過ごすのは明日からなのでまだどうなるかわからないけれど、ちょっと安心した1日だった。


ひとりで育児してると「こんな過ごし方で合ってるのかな?」「遊びや会話量が足りていないのでは?」と不安になることも多かった。自分の子供時代は上は中学生から下は赤ちゃんまで隣近所の子どもたちと一緒になって遊んでいたので、誰とも繋がりのない今のマンション暮らしは圧倒的に「なにか不足している」感が強かった。
でも、これからはプロがいる。
たくさん遊んでもらえるし毎日お散歩に行くし他の子から刺激ももらえるし給食は作りたてだし万一発達の遅れなんかがあっても気づいてもらえる。

そういう意味でも、保育園入園は安心だ。

ひとつ、肩の荷がおりた。