君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

子育て中のじぶん時間

図書館で手袋を落とした。

遺失届け?みたいものを書いて出しておいたら見つかったと電話が来たので取りに行った。

取りに行った、といってもすぐには行けなかった。仕事帰りには保育園のお迎えがあるし、土日は子どもたちの面倒を見なくちゃいけない。そこはいつも行く最寄りの図書館でなく、隣の駅にある規模の大きな図書館で、貸出しをやっていないということもあり、子どもを連れて行くのも難しかった。

 

土曜日、子ども二人のお昼寝に付き添っていつものように大木くんが寝てしまい、昼食の後片付けや夕食の準備、トイレ掃除、乾燥機にかけた洗濯物をたたみ終わって、まだその日は時間があった。

大木くんにLINEだけして、3週間ぶりにようやく図書館へ向かった。

 

隣の駅だから行くのが億劫だなと思っていたが、電動アシスト自転車なら5分もかからなかった。駐輪場は図書館入口の目の前で、あっという間に着いた。

図書館に入ると併設のカフェが目に入った。

 

カフェがある、と思った。

自分の時間が持てる、家から離れたところで、と。

 

その日はもう2時半だったし図書館の人に手袋をとってきてもらうだけで結構時間がかかったのでカフェには行けなかったが、例えば夕飯の献立が鍋だったりしたらもっと時間があったはず、なんでもない休みの日にカフェに行けるんだ、というのがなんだか希望になった。

 

思えば下の子が生まれてからは、なにか用事がないかぎりいつも必ず夫婦ふたりそろって行動してきた。小さな子どもふたりを大人一人でいっぺんに見るのがわたしたちには難しかったからだ。

くうちゃんがつい最近まで、夜泣きや早朝覚醒、お昼寝のリズムも整わず、ふみちゃんと一緒に寝かせられなかったのも大きい。

 

でも最近のくうちゃんの成長は著しく、特に睡眠のリズムがふみちゃんとかなりそろってきた。

これからは、ふたりのお昼寝中に大木くんに任せて出かけることもできるんだ。

そう思うとなんだかすごいすがすがしい気分だった。

帰り道の自転車で感じる風がめちゃくちゃ気持ちよかった。

 

 

とはいえ、翌日の日曜は職場から持って帰った資料を読んだりしていて、結局時間は取れなかった。

「時短勤務のせいで勤務時間内に仕事が終わらない」が解消されるのはいつになるかな…。