君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

DIY始めます

アイスランドから帰ってから目標がなくなった」

去年の秋ごろ、新婚旅行から帰ってしばらくしたころ、大木くんが言った。
それはわたしも感じていたことである。まともなガイドブックもない未知の国へ行く前は、あれやこれやたくさん調べて、綿密な計画を立てるのに忙しかったが、終わってしまうと随分手持ち無沙汰で退屈になってしまった。

それでも、マラソンという趣味のあるわたしは冬の間はあれこれ目標があるのだけど、マラソンシーズンも終わってしまうと休日が本当に暇になってきた。

自分1人でやれること、やりたいことはいろいろいるけど、なるべくなら大木くんと一緒にやれるものがほしい。
引っ越したばかりの頃を思い出す。忙しくて本当に大変だったけど、休日のたびに出掛けて二人であーでもないこーでもないといいながら家具を選んだり、届いた家具を組み立てたりするのはなぜだか無性に楽しかったな。大木くんとの新しい生活が始まるんだ、という期待で胸がときめいた。あの時間アゲイン。


そこでなにか新しいことを始めよう!となり、大木くんから出た意見がDIYだったのである。
これまでもベランダでいちごのほかにもいろいろ育てたいね、そうなると棚とかほしいね、手作りしたりなんかして、なんて話していたので、二人で何かするならDIYが一番しっくりしていた。
あとやはり、二人の家を二人で作っていこうという感じが、求めているものに近かったのだと思う。
DIYにハマるたくさんの人たちの気持ちが少しわかったよ。家族の目標が欲しがったんだね。


いきなりノコギリを使って、はハードルが高い気がして、手始めに本棚に色を塗ろう、となった。前々から本棚を青くしたいとわたしが言っていたからだ。
ただ、調べてみると安い合板の家具に上から色を塗るのもけっこう難しそうで、練習として試しにゴミ箱がわりにしている箱からやってみることにした。

暖かい春の休日に、ベランダにビニールシートをひいて二人で汚れながらペンキを塗った。ニスもあわせて、二日かかった。
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カラーボックスの上に剥げないようにペンキを塗るのは難しいようだ。
でも、ゴミ箱としては上出来かな。

これからもDIY生活は続く。大木くんと楽しく生きるために。

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土曜日の晩ごはん。若竹煮とさわらの唐揚げ。春です。
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日曜日の朝ごはん。