君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

歌舞伎の翌日に両家顔合わせ

大木くんのお母さんから指輪をいただいた。
ひとつはお母さんの持っている一番ちゃんとしたものということらしい。
もうひとつは大木くんのお父さんのお母さんから結婚するときにもらったもので、その場で外して渡してくれた。私の両手の薬指にちょうどだったので、その日右手にずっとつけていた。

ものをもらえる、というのは、気にかけてもらえてる、嫌われていないということだと感じるから、嬉しかった。
特に大木くんの家族は、なのか北海道民がみんなそうなのかは知らないけど、個人主義的な感じがするから、もしかして息子の結婚相手なんて誰でも気にしないのかなとも思っていたので、そうではないらしいとわかって、よかった。

ただ、お母さんはもう私たちが入籍済みだと思っていたようだ。
そこまで何も言わないと思われているとは、と大木くんはいうが、でも名字を木ノ下にする話は両家顔合わせの席でするんだからやはり大概だとわたしは思う。