君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

病休

病休をとった子がいる。

誰もその子を責めなかった。優しい言葉をかけた。

守れなかったんだな、と思う。
誰もその子を守れなかった。沢山の残業やわけのわからない取引先や、パワハラはないけどどこかドライで同調圧力の強い職場環境から。

でも、誰もその子を守ろうと思ってなかったとも思う。
日々は坦々と、流れて行くだけ。
誰かが倒れそうでも、本当に倒れても。
流されるままに働いている。

自己管理がなってないと憤る人もいなければ、もっと早く気づいてあげられればと強く後悔する人もいない。
まあその子がいなければ他の歯車の稼働率が上がるだけ、と坦々としている。
稼働率が上がる歯車たちは辛いけど、まあそんなもん、とやはり坦々と受け入れている。

仕事だからな。