君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

強さの発掘

指示をもらえないから、迷惑がかからなさそうな範囲内で勝手に働いている。

以前の私なら、「嫌われたかな」とか、「勝手にやって怒られたらどうしよう」とか、一方で「自発的にやらなかったらやらなかったで、駄目なやつとの烙印を押されてしまうかな」などと考えて身動きが取れなくなり非常に居心地が悪くなっていたに違いない。
今でも居心地は悪いけれど、でも自分が悪いわけではないのだとわかる。よくも悪くも図太くなった。
指示をもらえないなら自分で動くしかないし、仮になんもしなかったとしても「あとで指示するから」と言ったきりの相手の責任なのだ。私は開き直って、自分のしたいようにするだけだ。

強くなったのかな。
いや、強さは自分の中にもともとあったのだと思う。たぶん、生まれつき。それを思い出す作業を、今しているだけ。

日本に帰ったらまたこの強さを忘れてしまうこともあるのだろう。だからこうやって書き残して、時々思い出す手がかりを作っておく。