君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

金曜日のデート

旅行から帰ってきたあと、今日まで仕事が結構暇だ。

特に先週は、その日やることを終わらせても時間がだいぶ余ることが多かったので、4月からずっと忙しくて手が回っていなかった仕事を順々に片付けていた。


毎日定時退社である。

「間に合わない!」というプレッシャー、「終わらない…」というストレスもなく体調も概ね良好。朝の出勤時も、五時半には帰れるし♪と思えばそれほど苦痛じゃない。

素晴らしい。こんな日が毎日続けばいいのに!

 

 

そんなわけで、最近は平日も毎日のように晩ごはんを作っていた。 

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余ったおかずはお弁当として持っていくので昼食を買わずに済み、食費が結構浮いた気がする。

 

そして先日の金曜日。

仕事中に大木くんからLINEが。

食事デートのお誘い!

わぁ。仕事帰りにデートするのは久々だ。

 

実は金曜の晩ごはん用の食材は木曜のうちに買ってあったのだが、それは黙っておいて、誘いに乗ることにした。

この前仕事帰りに見つけたよさそうなお店を大木くんに伝える。

繁華街から少し外れたところにある隠れ家的なビストロで。

お酒を飲みながら軽めのコースをいただく。

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土日は結構一緒に出掛けることが多いけれど、平日の仕事帰りにこじゃれたレストランに入るなんてほとんどなかったから、なんだか特別感がある。

「最近毎日ご飯作ってくれてたから」と大木くんがおごってくれた。(普段食費はわたし持ちのため)

なんだか自分が女の子になったような気がする。


大木くんといるとずっと楽しい。

スイス・イタリア旅行 7日目、8日目 ~ベルンとチューリッヒ、帰国

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7日目。

 

 

朝はいつもよりゆっくりと起きた。

窓からは赤マッターホルンが見える。

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眺めながら朝食とします。

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ツェルマットはここまで。

明日の飛行機で帰るため、今日の宿はチューリッヒ。途中、首都ベルンを観光する。

旧市街の入り口付近ではマーケットが。

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有名な時計台。

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橋を渡る。

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おしゃれカフェバーで昼食を。

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大木くんは生肉のタルタルとかいう謎料理を注文。肉だけどピクルスのような味がする。

小鉢で出てきたらおいしい!と食べられるけれど、この量は無理…。

満足しつつも、残して店を出る。

欧米人はほんと胃がでかいな。

いたずらにたくさん頼んでいるわけでもないのに毎回残してしまい、毎回店の人から「もういいの?」と怪訝な顔をされる。毎回申し訳ない気持ち。

 

ベルンはくるんと蛇行した川にくるまれるように街並みが残っている。

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どうして川がこんなに碧いのだろう。

そして水遊びをしている人をたくさん見かける。

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てっきり観光客なのだと思ったら、ベルン市民の一般的な夏の楽しみなのだとか。まじか。水着のおじさんおばさんがたくさんいた。

今日は暑いから(30℃)、気持ちよさそうだ。

 

 

次はミュンスターへ。

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大木くんは尖塔の上まで階段を昇ってみるというが、わたしは軽い頭痛でしんどいので座って待っていることにする。

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大木くんにとって来てもらった展望台からの動画はとても綺麗で、わたしも無理して登ればよかったかな、と少し思った。

 

 

帰りにチョコレート屋さんにより、実家や職場の人にちょっといいお菓子を購入。もちろん自宅用も。とてもおいしかった。

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ベルンはここまで。

体調が思わしくなかったのでぼんやりした旅になってしまい、大木くんには少し迷惑をかけた。でも、それでも楽しかった。

行ってみたかったヨーロッパの古い街。本当に素敵だった。

 

 

さて、チューリッヒ駅から宿を目指す途中で、カフェを見つけてしまった。

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カフェ…。好きなのにこの旅行ではまだ一度も行けていない…。と立ち止まってしまうと、「入ろうか」と大木くんが言ってくれた。

15分だけ、食べたらすぐに出る、と約束しながら中に入る。

わたしはチョコレートケーキ、大木くんはチョコレートアイスを注文。あとコーヒーを2つ。チョコとマカロンがオマケでついてきた。

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コーヒーはしっかり深みのある味でおいしい。チョコレートも。これバレンタインの催事場で売ってるお高いチョコの味がする~。

 

店員さんが、「どこからきたの?」と話しかけてくれる。日本です。と答えると、うちの店、日本の食器を使ってるんだ!と嬉しそうに教えてくれた。

小兵窯という美濃焼のメーカーらしい。

おお、確かに陶器だ。へえ。こんなところに日本とのつながりがあるとは。

そういえば花瓶もジャパニーズ。

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小さいけれどかわいくておいしいカフェだった。

入ってみてよかったー!

 

 

 

さて、ホテルに荷物を置き、夕食を取りに。

チーズフォンデュの店を予約している。

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実際のところ、チーズフォンデュはスイスの中でもフランス語圏の地方の料理らしくて、チューリッヒの郷土料理ではないらしいが、せっかくチーズのうまい国に来たのだから!

そして、これまで食事はなるべく節約していたのだけれど、今日はもう最後。今日は特別!堪能するぞ。

 

前菜1品と、チーズフォンデュを注文。

「メイン料理が1人前ですが…?」とウェイターさんに怪訝な顔をされるが、これまでの旅で食べきれないことはわかっているので、ひとまずこれで、とお願いする。

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おいしそう。

 

実際、これまで日本で食べた安いチーズフォンデュより断然おいしかった(当たり前)。チーズのコクと白ワインの香りがいい塩梅で。

野菜が食べたかったので、付け合わせのピクルスを注文。玉ねぎのピクルスが大変おいしかった。

 

帰りにスーパーで似たようなピクルスを買って帰ったのだが、全然味が違った。この店のは、こだわりの自家製ピクルスだったのだな。

 


食後、少し街を散策。

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朝ごはん用におにぎりを買って帰る(サンドイッチはもううんざりするほど食べ飽きてしまっていたので)。

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旅行も7日目ともなると気分もだらけていて(体調がよくなかったのもあるが)、ろくに髪も乾かさず、コミュニケーションもおざなりに、変な体勢のまま眠る。

 

 

 

翌日。8日目。

昨日気の抜けた状態で眠ってしまったため、朝もゆっくりになってしまった。

どこへ出かけるでもなく、空港に向かう。

 

もう帰るだけ、と思うと気持ちに余裕が出て、飛行機で珍しく二人ともお酒を頼んじゃった。

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11時間後、ヘロヘロになって日本に着く。

昼前には自宅に着いたが、二人とも時差ボケが辛くて少し昼寝をした。

 

実はこの日は結婚記念日だったため、夜はちょっと豪華に手巻きずし。

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一周年である。

1年間本当に楽しかったですね。

それはもう、びっくりするくらい、楽しいことばかりの1年だったような気がする。人生がひっくり返るくらい。

 

 

旅行から帰って、一つだけ悲しかったことがある。

水をあげられなかったベランダの苺がこんな惨状になっていたのだ。

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なんてことだ。

苺の花言葉は、「幸福な家庭」。大木くんが、プロポーズ用に買ってきてくれたものだ。わたしたちの幸福な家庭はもう枯れてしまうのか!?

「離婚しないでぇ!」

思わず大木くんに縋りついた。

 

でも。1週間後。

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復活の兆し。

苺って強いんだな。我々夫婦も、今後困難にぶつかったとしても、かくありたいと思った。

スイス・イタリア旅行 6日目 ~ツェルマットからハイキング

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6日目。

 

この日も朝から晩まで満喫しすぎて写真が選びきれるかどうか…。

とにかく写真メインで備忘録をば。

 

 

あさ、5時前ごろ。

まだ暗いうちに目が覚めた。ハッと窓を振り返ると、黒い山の向こうに、ぼうっと白く浮かぶ巨大な幽霊だか精霊のようなものが。慌ててメガネをかけると白い山だった。

その時は写真を撮らなかったが、夜に撮った写真がこれだ。

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白いので月明かりだけではっきりとその姿が見える。

あれがマッターホルン

少し畏ろしく感じられて胸がドキドキした。

そして晴れている。今日がハイキングのチャンス。

 

しばらくして大木くんも起きてきた。町には薄い雲がかかっていたが、マッターホルンを見上げるとどうやら上の方には雲はかかっていないようだ。というわけで7時前、宿を出発。

まずはロープウェイにてグレッシャーパラダイスという展望台を目指す。チケット売り場にて行先を伝えると、peak 2 peakというゴルナーグラート鉄道とセットになった切符を案内された。

 

ロープウェイは、しばらくツェルマットの町を見下ろした後、真っ白な雲の中に入ってしまった。しかし、それもしばらくしていきなりあたりが晴れ渡った。周囲からおおという歓声が上がる。目の前にマッターホルンがそびえていた。その美しさに、涙が出そうになる。

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他のお客さんは結構ガチ冬山みたいな恰好の方が多くてビビる。が、終点でみんな別方向に歩いて行った。おもにスキー客だったようだ。展望台に行くのは、我々みたいなライト装備の人間だけだった。*1

 

展望台は標高3883m。空気が冷たくて空が住んでいてすがすがしい。写真を撮りまくる。

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マッターホルンと氷河と雲海。反対側は、もうすぐそこがイタリアだという。

 

帰りのロープウェイから。氷河が真っ白にきらめいている。

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朝早く出発したおかげで時間があるので、シュバルツゼーによることに。マッターホルンに一番近い駅。あの丘の上まで行ってみよう。

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丘に登ったところ。その先を目指す人がたくさん。みんなどこまで行くのだろう。

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ベンチがあったので我々はここで一休みして、すぐに引き返すこととする。

 

丘の下には美しい湖が。湖というより、小さな池かな。

この日は風がなく、湖面がくっきりと鏡になっていた。

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いけの中にはワカサギのような小さな魚がたくさん。こんなところで生きている。

奥にあるの白い建物は教会で、中はこんな感じ。

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次はリッフェルベルクまで行き、ここで電車に乗り換える。

駅前には放牧の羊たち。

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顔が黒い。

 

 

駅のホームにこんな看板が。

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え?ツェルマットまでのタクシーフライト? パラグライダーで!?

すごい。めっちゃ乗りたい。でもお高いんでしょうね。*2

 

 

電車が来ました。

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これで終点、ゴルナーグラートを目指します。

ついた。

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そして展望台へ。おなかだ空いていたので、作ってきたサンドイッチを氷河を見ながら食べます。

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さて、おなかを黙らせたら、ここからがハイキング。子どもでも歩けるのんびりした道をひたすら下るよ。

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まずはあの湖まで。

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氷河をバックに歩く。

 


着いた。ここでは逆さマッターホルンが拝めるそうだが、雲がかかっていたのでしばしお昼寝。

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ちょっとだけ雲が切れたので慌てて写真を撮る。

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イメージ通りとまではいかないが、でもとても綺麗。

 

 

さて、ここからは看板に沿ってリッフェルアルプを目指す。もう一つ池が。

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花。

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ずーっと、マッターホルンを眺めながら。

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池を過ぎてからほかのハイキング客は激減して、ほぼ私たち二人だけの世界。

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子連れに抜かされた。

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お花畑。

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ツェルマットの町が見える。

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小さくてきれいな蝶が。

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あっ、あれだ。あの左側の小さな集落。あそこが駅。

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途中、小さな森や花がたくさん咲いている場所や小川を通り過ぎ、

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(あっ、さっき抜かしていった子どもだ)

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集落に到着した。

 

3時をすぎ、もう十分満喫していたのでここからは電車で帰ることに。

 

戻ってきた。

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駅の壁。

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スーパーで買い物して、宿へ戻る。

夕方のマッターホルン。いつ見ても美しい。

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今日はオーブンでソーセージと野菜を焼いてみた。今日もスイスワイン。(今日は赤)

野菜がおいしい!

 

 

今日がこの旅行のハイライトだった。天気も良く、しっかりと満喫出来て大満足。

地球の歩き方に「最低でも3泊」と書いてあったのでその通りにしてみたが正解だった。ありがとう、地球の歩き方

 

この日の夜は、ほっとして、二人ゆったりと過ごす。

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*1:ちなみに、この日の服装は、山用のTシャツの上にフリース、裏起毛のウィンドブレーカー、山用レインウェア、下はスポーツ用タイツ、山用の短パン、山用レインウェア(下)、靴はマラソンシューズ。山を下るににつれて最終的に半そでになった。

*2:宿の近くが到着地点になっていたようで、結構な頻度で利用者がいた。

スイス・イタリア旅行 4日目 ~朝のベネチア、ミラノ、ぼったくり集団

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4日目。

昨日はすごい人だったので、人の少ないサンマルコ広場を見たくて早朝に宿を出る。

行く途中、あちこちで掃除のスタッフを見かける。まだ6時半過ぎだというのに。まあこの時間しか掃除などできないのだろうけれど。街に雇われているのだろうか。
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しかしこうやって街の美観が保たれているのだと思うと頭が下がる。ベネチアは街並みは綺麗だがごみや落書きが多くて汚いと事前情報で聞いていたが、言うほど汚くないな、と感じたのはこの人たちのおかげなのだ。
ちなみに、8時頃カナルグランデ(大運河)を駅へ行く水上バスに乗ったら、彼らがボートでゴミ袋を運んでいるのを見た。
朝からありがとうございます。


7時ちょうどにサンマルコ広場に着く。ついたとたん協会の鐘が鳴り出した。鳩が一斉に飛び立つ。
昨日は暑くて歩けなかった広場の真ん中を歩いていると、ウェディングフォトを撮影しているカップルに遭遇。韓国人のようだ。
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わたしたちもベネチアでのウェディングフォト撮影を検討していたので(結婚式が和装だったため)、少し羨ましく眺める。わたしは一生ウェディングドレスは着ないかもしれない。
花嫁さんは美しく、幸せのお裾分けをもらった。


サンマルコ広場周辺で朝から開いているバールがあるだろうと踏んでいたのだが当てが外れ、どこにもなかった。お腹を空かせたまま水上バスに乗り込む。船の中は通勤らしいお客さんでいっぱいだ。
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この街ではバイクどころか自転車すら見かけなかった。まあ、あれだけたくさん橋がかかっていてそのほとんどが階段では、それらは役にたたないのだろう。でも通勤は大変だ。


ベネチアサンタルチア駅のバールで朝ごはんを買い、駅前の階段に腰かけて食べようとしたら、大木くんのサンドイッチをカモメがかっさらっていった。その後すぐカモメが群がりぎゃあぎゃあと人でも殺しそうな勢いでサンドイッチを取り合いだした。怖くなってホームへ移動。結局電車の中で食べた。
カモメこわい。


これにてベネチアの旅は終了。
思った以上に楽しかった。イタリアの絵画を堪能し、街を散策して街並みを楽しみ、ゴンドラに乗り、離島へも行き、食堂でワインも飲み、朝日に濡れるサンマルコ広場も見られた。
「満足!」「満喫した!」と口々に言い合うわたしたち。

およそたったの23時間だったけれど、考えられうる最大限の体験ができたんじゃないだろうか。
満喫しつくした!
ありがとうベネチア



さて、ここからはほんのちょっとだけミラノ観光をする。

まずは地下鉄でドゥオモ(大聖堂)の駅へ向かう。
地下鉄の駅から階段を上がったところで黒人が何かを配っていて、大木くんが受け取ってしまった。慌てて追いかける。

「ダメだよ、売り物だよそれ」

へ?と大木くんは首を傾げる。観光客向けのサービスだと思ったらしい。んなわけない。ああいうのは一種の物請いかぼったくりの押し売りだ。
配っていたガタイのいい黒人が近づいてくる。わたしはいらないいらないと言ったのに、彼はニコニコしながらそのミサンガを大木くんの手首にくくりつけてしまった。そして我々が立ち去ろうとすると
「おい、金」
といきなり怖い顔で凄む。
うわ、と思っているうちに仲間が何人もやって来て取り囲まれてしまった。「受け取ったんだろ、金を払え」と。みんな大木くんよりもずっとでかい黒人である。
「とりあえず10ユーロくらいに払ってしまおう」
とわたしは大木くんに言う。
しかしあいにくなことに財布には硬貨と50ユーロ札しかなく、それを渡した。お釣りに10ユーロしかくれなかったため、大木くんがちょっと、というともう20ユーロ渡された。ちゃちなミサンガが20ユーロ。完全に押し売りだしぼったくりだ。まあこの程度で済んでよかったというべきか。

彼らのもとを離れてすぐ「それ縁起悪いから捨てよう」とわたしがほどこうとすると、大木くんが引きちぎってその場に捨ててくれた。地面にはほかにも同じようにミサンガが打ち捨てられていた。

ああ、嫌な思いをした。
イタリアはやはり日本より治安が悪い。こんなに人のいる観光地のど真ん中、それも神聖な教会の前で白昼堂々こんなことをするやつがいて、野放しにされているなんて。


怒りと跳ね返しきれなかったという後悔で、ミラノの最初の思い出がものすごい嫌なものに。
そこで我々はドゥオモに入ることにした。当初の予定では先にごはんのつもりだったが、まずは穢れを落としたかったのだ。ナポリの教会に入ったときに荘厳でとても厳かな神聖な気持ちになったことを思い出し、ドゥオモに入れば全部洗い流される気がして。

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並んでいる時間的余裕はないため、ぼったくりな値段のファストチケットを購入し、まずはエレベーターで屋上へ。
緻密に作られたいくつもの塔を観察して回る。
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ミラノ大聖堂は数か月前にテレ東の「美の巨人たち」で見たばかりだったので結構楽しめる。

内部も圧巻だ。
もっと神聖な感じがするかなと思ったが、黒っぽい石で作られていて太い柱が何本もたっているせいか、どちらかというと「荘厳」という印象を持った。重たくて力強い、そんな感じ。
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ドゥオモを出るころには、気分もさっぱり清らかになっていた。
さあ飯だ飯だ。

「イタリアに行ったらピザは食べときたい」という大木くんの希望で、ナポリピッツァのお店へ。ミラノでも人気のピザ屋はナポリ風だよ。
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ナポリのピッツェリアの半分くらいの大きさ(と言っても日本より大きいかもしれない)のピザが1.5倍くらいの値段する(と言っても1,000円程度)。
でもおいしかった。

ただ、ミラノの暑さにやられたのか、大木くんが熱中症のような症状を訴えていて食欲がない。
完食せずお店を出ることに。
店の人にもういいの?と怪訝な顔をされる。

大木くんの希望でガレリアを通り抜けていく。
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高級ブランド店が並ぶ。ファッションの街の象徴のような場所。
とても入れそうな店はない。
だがここを通り抜けたことでとりあえずミラノスタンプラリーは必要数押した気分。


北へ向かう電車に乗る。
ドモドッソラ、ブリーク乗り換えでツェルマットへ。
ドモドッソラの駅前のスーパーで、夕食用のサンドイッチを買うついでにフルーツを買う。
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4時間半の鉄道旅を終え、夜8時ごろツェルマットに到着。
ここからが旅のハイライト。
ツェルマットはマッターホルンの麓の町で、ハイキングの拠点となる場所だ。
ここでは3泊する予定になっている。
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ただ…どのレストランも高い。普通に一人前ずつ頼んだらひとり6000円以上するんじゃないの?という店しかない。3泊の間ずっと外食してたら死ぬ。マックを見つけて少しほっとする。
まあ、予約している宿はキッチンつきだ。しっかり自炊しよう。


宿は広いワンルームアパートのような部屋。
買ってきたネクタリンを向き、二人で食べる。静かな休日のような夜だ。

スイス・イタリア旅行 3日目 ~ベネチアとブラーノ島

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三日目。
ミラノ駅でパンとカプチーノを買い、イタロという鉄道会社の特急でベネチアへ向かう。
ミラノ駅はファンタジー映画に出てくる巨大な駅といった風情で、重厚で活気がある。
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電車もかっこいい。

電車に乗り込むとわたしたちの予約している席におじさんがいて、「あの、すみません」と声をかけると「俺の席の隣には他に人が座ってて、いますいてるからこっちに座ってるんだ。別の席に座ってくれない?」と言われる。この適当加減、イタリアっぽいなと感じる。
ただ、首を傾げる大木くんに日本語で通訳してると、「わかったわかった」とおじさんはどいてくれた。



一時間半ほどでベネチアへ到着。駅を出たとたん、
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映画の中に入ったような、タイムスリップしたような街並みが待ち構えていてテンションは急上昇だ。

宿は観光スポットからは離れているけど、そこへ向かう道すがらも写真を撮りまくる。
宿の人も親切で嬉しい。


リュックをおいたら、観光へ出発だ。
まずはサン・ロッコ教会と、そのとなりにあるスクオーラ・グランデ・デイ・カルミニ(大同信組合建物)を見学。
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絢爛豪華な天井画。ずっと見ていると首が痛くなるので鏡が置いてある。それを手に持ち、覗きこみながら鑑賞できる。

絵の意味はわからないけれど、イタリアに来たなあと実感する。とにかく「すごい」しか出てこない。


有名なリアルト橋で記念撮影したあとは適当なリストランテに入り、少し早い昼食。
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生ハムメロンは一皿をシェアし、パスタはそれぞれイカスミパスタとカルボナーラを食べた。カルボナーラは卵感が強い。日本のクリームを使ったカルボナーラとは違うものだし、以前シチリアで食べたぼそぼそしたチーズ感の強いものともまた違う感じ。いつか本場ローマに行ったらまた注文しよう。
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その後、リアルト橋前のショッピングモール屋上テラスへ。ここではこんな景色が無料で見られるのだ。
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お次はサンマルコ広場
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すごい人。あと暑い。死にそう。
水をめっちゃ買い込んでゴンドラ乗り場へ。


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ゴンドラどうかなあ、柳川の川下りとかも上から眺めていた分には優雅だけど乗ってみたら大したことなかったしなあ、と思いながら乗ったのだけど、海に漕ぎ出した瞬間陸から眺めるのとはまた違う雰囲気に一気に気分が高揚。いやあ、のってよかった。
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ゴンドラを降りたら今度はブラーノ島へ向かうべく、船着き場へ。

これは救急車。
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これはお墓。
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島ではふわふわのにゃんこがお出迎え。
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ここではとにかく写真を撮る。
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撮る。
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撮る。
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はあー、楽しかった!



ベネチアに戻ってきたら、オステリア(食堂、居酒屋のような店)で晩ごはん。
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壁のメニューはイタリア語オンリー。3割くらいしか読めない。しょうがなく店員さんに選んでもらった。気前よく説明してくれ、おすすめを教えてもらう。
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写真はアンティパストの盛り合わせ。


19時半頃店を出る。
外は夕暮れ。
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宿に戻り、泥のように眠る。

スイス・イタリア旅行 2日目 ~レーティッシユ鉄道ベルニナ線とシルスマリア

2日目。
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今日はレーティッシュ鉄道に乗ってミラノへ向かう。
まずはクールからサンモリッツまで。
クール駅には早朝からやっているプレッツェル屋さんがあった。
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そこで買ったプレッツェルを朝ごはんがわりに車内で食べる。塩がきいていて、生地もほどよくかたく美味しい。これは正解。

車内では数か国語で案内がある。ドイツ語、英語、ロマンシュ語?、途中からイタリア語も登場しだした。

さて、サンモリッツ駅で降りたらスーツケースを預ける。スイスは主要駅間で荷物を運んでくれるシステムがあるのだ。2日後には受け取れるとこのと。ツェルマットまでお願いした。

コインロッカーに当座の荷物を詰めたリュックを入れ、駅の目の前に止まっていたバスに飛び乗った。
湖畔の街、シルスマリアへ。

バスを降り、馬車乗り場を探す。間違って貸し切り専用の馬車駐車場(?)にたどり着いてしまったが、運転手のお兄さんが親切にも乗り合い馬車の担当者に電話してくれ、ここで待ってていいよ、2分後にピックアップしてくれる、とのこと。

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果たして数分後にすでに6、7人乗っている馬車が来て、わたしたちも乗せてもらう。
はじめは中間地点までの予定だったけど、明らかにその向こうの方がきれいそうだったので結局終点まで乗せてもらった。

隣に乗っていた夫婦が、「この先まで行くの?ここから降りるの?」と聞いてきて、「降りるつもりです」と答えると、「向こうは景色がとてもきれいよ」と教えてくれたので電車の時間を気にしながら少しだけ登る。
こんな景色。
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いやー、来たね、スイス。
スイス来たねえ。


さて、帰りはハイキングだ。
途中までは馬車道をたどり、中間地点の協会からはハイキングコースへ入る。
鉄平石という石の屋根の素朴な家が点在するのを眺めながら下る。


途中、ベンチを見つけて、来る前に買っておいたサンドイッチを食べる。氷河を眺めながらのランチタイム。
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サンモリッツからはいよいよ世界遺産にもなっているベルニナ線だ。
のどかな山の景色をいくつか過ぎて、見えてきたのはラーゴ・ビアンコ!

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美しい。美しすぎる。
この鉄道に乗りたかったのだ。
なんだかんだわたしは電車が好きなのだ。座ってるだけで素晴らしい景色を見せてくれるし、なによりかわいいから! 電車!


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牛さんがいっぱい。
この辺はハイキングコースにもなっている。シルスマリアへいかずにこっちをハイキングしてもよかったかもな。でもこれは鉄道に乗って見た方がきっと楽しい。
あ、いや、ハイキングコースから湖と鉄道の写真を撮れたらそっちの方がいいかも…


さて、終点に近い場所では有名なブルージオ橋を通る。楽しくて写真を撮りまくる。
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電車は一回転して線路の下をくぐり、坂をくだっていく。
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はぁ。楽しかった…。


終点ティラーノはもうイタリアだ。なにもしないで国境をまたいでしまった。
ここで少し時間が空いたので、駅前でジェラートをひとつずつ食べる。大木くんはレモン、わたしはヨーグルト味。サンモリッツは涼しかったがここはもう暑かった。

ここから鉄道を乗り換え、ミラノへ。
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駅舎の素晴らしさに圧倒される。
うわーイタリアだよ。かっこいい。また来たぜイタリア。

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ホテルは駅のど真ん前だった。

疲れていたので食べには出かけず、駅で買った揚げピザやサンドイッチで晩ごはんとする。
泥のように眠る。


今週のお題「わたしと乗り物」

スイス・イタリア旅行 5日目 ~雨のシオン

5日目。

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朝から雨。

宿からはマッターホルンが見えるはずだが、厚い雲で何も見えない。

少しホッとする。ここまで毎日が大スペクタクルだったのでここらへんで一息入れたいところ。

 

スーパーに行き、当面のパンと今日の昼食用に茹でるだけのラビオリを購入。

再び宿に戻り、朝食を食べたら洗濯をすることにする。この4日分の汚れ物を洗うのだ。

この宿には洗濯機があるとブッキングドットコムには載っていたのだが、実際には何もなく、また有料のランドリーサービスは高すぎたので手洗いすることに。

洗剤は日本から持ってきている。洗濯用のひもも。

わたしが洗い、大木くんが脱水する。

紐を窓やタンスの取っ手にくくり付け、この上に洗濯物を並べる。

 

非常に景観が悪くなったが、一仕事終えた気分。ゆったりしたいつもの休日のような。

ラビオリをゆでて簡素な食事を終え、昼からは出かけることにした。

ツェルマットから電車で2時間のシオンという街へ。

旧市街の丘の上に、城塞のような外観の教会と、200年以上前の火災で廃墟になった城があるらしい。

 

 

丘の上ということで結構登る。

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あれだ。

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教会の中には、浮かぶようにパイプオルガンが。地球の歩き方によると、世界最古の演奏可能なパイプオルガンなのだそう。

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ちょうどイベント前らしくて、調整のためか小さな教会内にパイプオルガンの音が鳴り響いていた。

本番でないので、演奏は数フレーズで止まってしまうものの、パイプオルガンの音は天と直接つながっているかのような神聖な響きで、こんな歴史を感じる音をこの場所で聴けたことにわたしたちは感動していた。


さて、教会の次は隣の丘の上を目指す。

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ブドウ畑のわきを通り、

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坂を登る。

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階段がすごい。単に急というだけでなく、ファンタジー映画の中に紛れ込んだような荒涼としたこのたたずまいね。

 

先ほどの教会を横目に見ながら。

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あそこだ。

屋根は完全になくなっている。

いま、残っているのは壁の一部だけのようだ。

 

 

高い丘の上にあるのであたり一帯が見渡せる。

向かいの丘は、一面がブドウ畑のようだ。

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さっき入った教会も、あんなところに。

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パズルとかであるヨーロッパの景色みたい、と大木くんが言った。

本当に。


わたしは海外はスイスが7か国目だけれど、中世のお城だとかを見る機会はこれまでなかったから、この景色は初めての体験で、ちょっと遠出してシオンまで来てよかったなと思う。

 

 

 

さてさて。

教会や城跡を満喫したので、丘を降りることに。そして旧市街にてチーズ屋さんを発見。

おっ、今日の夕飯に良いのでは?

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購入。

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ヤギのフレッシュチーズも。

 

次は加工肉屋さんを発見。

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ソーセージを2種類買ってみた。

さらに、帰りがけにパン屋さんでキャベツくらいの大きさの茶色いパンを買う。渡されて驚く。キャベツくらい重い。

 

 

乗換駅のフィスプで時間があったので、駅前のスーパーで食材を調達。

ツェルマットに帰り、夕飯の準備を。


ソーセージを焼いて、チーズを切って、ジャガイモで見よう見まねのレシュティ(スイスで一般的なジャガイモ料理らしい。細切りにしたジャガイモに塩を振ってバターで焼くよ)を焼き、クノールの粉末スープでビュンドナー・ゲルシュテンズッペというスープも用意。

それから、スイスワインも。

 

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なんだかリッチな食卓になったんじゃないか。

白ワインはあっさりしていて飲みやすく、ソーセージはちょっとしょっぱかったが、日本では食べたことがないくらいめちゃくちゃジューシーで、「肉食ってる!」って感じだった。プロセルチーズの方は濃厚な味わいでおいしい。ヤギのチーズは…ジンギスカン食べてるみたいだった!風味が!チーズなのに!

 


旅行中、もしかしたらこの日の夕食が一番おいしかったかもしれない。

小さいボトルではちょっと飲み足りない気もしたが、明日はハイキング。明日に備えてしっかりと眠る。