君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

スイス・イタリア旅行 6日目 ~ツェルマットからハイキング

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6日目。

 

この日も朝から晩まで満喫しすぎて写真が選びきれるかどうか…。

とにかく写真メインで備忘録をば。

 

 

あさ、5時前ごろ。

まだ暗いうちに目が覚めた。ハッと窓を振り返ると、黒い山の向こうに、ぼうっと白く浮かぶ巨大な幽霊だか精霊のようなものが。慌ててメガネをかけると白い山だった。

その時は写真を撮らなかったが、夜に撮った写真がこれだ。

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白いので月明かりだけではっきりとその姿が見える。

あれがマッターホルン

少し畏ろしく感じられて胸がドキドキした。

そして晴れている。今日がハイキングのチャンス。

 

しばらくして大木くんも起きてきた。町には薄い雲がかかっていたが、マッターホルンを見上げるとどうやら上の方には雲はかかっていないようだ。というわけで7時前、宿を出発。

まずはロープウェイにてグレッシャーパラダイスという展望台を目指す。チケット売り場にて行先を伝えると、peak 2 peakというゴルナーグラート鉄道とセットになった切符を案内された。

 

ロープウェイは、しばらくツェルマットの町を見下ろした後、真っ白な雲の中に入ってしまった。しかし、それもしばらくしていきなりあたりが晴れ渡った。周囲からおおという歓声が上がる。目の前にマッターホルンがそびえていた。その美しさに、涙が出そうになる。

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他のお客さんは結構ガチ冬山みたいな恰好の方が多くてビビる。が、終点でみんな別方向に歩いて行った。おもにスキー客だったようだ。展望台に行くのは、我々みたいなライト装備の人間だけだった。*1

 

展望台は標高3883m。空気が冷たくて空が住んでいてすがすがしい。写真を撮りまくる。

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マッターホルンと氷河と雲海。反対側は、もうすぐそこがイタリアだという。

 

帰りのロープウェイから。氷河が真っ白にきらめいている。

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朝早く出発したおかげで時間があるので、シュバルツゼーによることに。マッターホルンに一番近い駅。あの丘の上まで行ってみよう。

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丘に登ったところ。その先を目指す人がたくさん。みんなどこまで行くのだろう。

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ベンチがあったので我々はここで一休みして、すぐに引き返すこととする。

 

丘の下には美しい湖が。湖というより、小さな池かな。

この日は風がなく、湖面がくっきりと鏡になっていた。

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いけの中にはワカサギのような小さな魚がたくさん。こんなところで生きている。

奥にあるの白い建物は教会で、中はこんな感じ。

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次はリッフェルベルクまで行き、ここで電車に乗り換える。

駅前には放牧の羊たち。

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顔が黒い。

 

 

駅のホームにこんな看板が。

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え?ツェルマットまでのタクシーフライト? パラグライダーで!?

すごい。めっちゃ乗りたい。でもお高いんでしょうね。*2

 

 

電車が来ました。

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これで終点、ゴルナーグラートを目指します。

ついた。

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そして展望台へ。おなかだ空いていたので、作ってきたサンドイッチを氷河を見ながら食べます。

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さて、おなかを黙らせたら、ここからがハイキング。子どもでも歩けるのんびりした道をひたすら下るよ。

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まずはあの湖まで。

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氷河をバックに歩く。

 


着いた。ここでは逆さマッターホルンが拝めるそうだが、雲がかかっていたのでしばしお昼寝。

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ちょっとだけ雲が切れたので慌てて写真を撮る。

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イメージ通りとまではいかないが、でもとても綺麗。

 

 

さて、ここからは看板に沿ってリッフェルアルプを目指す。もう一つ池が。

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花。

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ずーっと、マッターホルンを眺めながら。

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池を過ぎてからほかのハイキング客は激減して、ほぼ私たち二人だけの世界。

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子連れに抜かされた。

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お花畑。

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ツェルマットの町が見える。

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小さくてきれいな蝶が。

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あっ、あれだ。あの左側の小さな集落。あそこが駅。

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途中、小さな森や花がたくさん咲いている場所や小川を通り過ぎ、

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(あっ、さっき抜かしていった子どもだ)

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集落に到着した。

 

3時をすぎ、もう十分満喫していたのでここからは電車で帰ることに。

 

戻ってきた。

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駅の壁。

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スーパーで買い物して、宿へ戻る。

夕方のマッターホルン。いつ見ても美しい。

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今日はオーブンでソーセージと野菜を焼いてみた。今日もスイスワイン。(今日は赤)

野菜がおいしい!

 

 

今日がこの旅行のハイライトだった。天気も良く、しっかりと満喫出来て大満足。

地球の歩き方に「最低でも3泊」と書いてあったのでその通りにしてみたが正解だった。ありがとう、地球の歩き方

 

この日の夜は、ほっとして、二人ゆったりと過ごす。

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*1:ちなみに、この日の服装は、山用のTシャツの上にフリース、裏起毛のウィンドブレーカー、山用レインウェア、下はスポーツ用タイツ、山用の短パン、山用レインウェア(下)、靴はマラソンシューズ。山を下るににつれて最終的に半そでになった。

*2:宿の近くが到着地点になっていたようで、結構な頻度で利用者がいた。