君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

赤ちゃんかわいい

くぅちゃんが生まれる前は、ふみちゃんが愛しすぎて「今が一番可愛い」を日々更新しているような状態だったので、下の子のこと可愛がれるかしらと少し心配していた。のに、いま、生後4ヶ月のくぅちゃんがかわいくてかわいくてたまらない。

 

そうか、赤ちゃんてこんなにかわいかったんだ。そうだよな、そうだったそうだった、ととろけそうな気持ちで育児している。

2人目で慣れているのでこちらには精神的に余裕があるし、ふみちゃんの赤ちゃんの頃を思い出して二重にかわいいし、そもそもくぅちゃんが今のところ育てやすい上に笑い上戸なので、まあ、本当に、かわいいかわいい。

ふみちゃんをおろそかにしているわけではないけど、ふみちゃんが可愛くなくなったわけではないけど、それでも赤ちゃんの破壊力といったらなかった。

親としてこういうことを言ってはならないかもしれないが、これまでふみちゃんに向いていた、ほぼ恋情みたいなトキメキの対象が、くぅちゃんに代わってしまったのだ。

もちろんふみちゃんへの愛情はなくならない。今も「大好き大好き」と言って彼女の頭を撫でている。夕食時、「おかあさんのおひざでたべる!」などと言われると内心シメシメと思っている。くぅちゃんが泣いていても、状況によっては(しばしば)ふみちゃんへの対応を優先する。

 

くぅちゃんのこと、もっとあとで産めばよかった。などと最近思う。

上の子と下の子の間隔をあまり開けずに産めば早く育児が終わってその後は仕事をモリモリできるぞ、などと考えての計画的な2歳差だったのに、早く育児が終わるのがなんだかもったいなくてもったいなくて。

ふみちゃんが「今が一番可愛い」を十年くらい更新し続けたあとでくぅちゃんを産めば、ふみちゃんに関しても、くぅちゃんに関しても、もっとじっくり子育てを楽しめたんじゃないか。

そんなことを考える。

 

最近、子どもがたくさんいる人のYou Tube動画なんかをよく見ている。昔は子どもが5人とか6人なんて聞くと、「なんと無計画な」などと失礼な感想を持ったものだが、今、正直うらやましい。

赤ちゃんがいる暮らしを何年分も持てたのか。何人分も「今が一番可愛い」を日々更新する子どもらと過ごせたのか。と。

 

妊娠のたびにつわりや倦怠感に苦しみながら仕事して、出産のたびに仕事を休んで、分娩のたびに大量出血して(2回とも2リットル前後の出血があった。そういう体質らしい)、復帰するたびに時短勤務で…という事情を考えると、3人目を産むのは難しい。家も狭いし。

でも、もし宝くじで3億円当たったら、仕事を辞めてもう1人か2人子どもを産みたいなあ。養子でもいいけど。それで子育てのあいまに赤ペン先生のバイトとか子ども食堂のボランティアとかして、さらによその子どもにも関わったりしてさあ…。

なんてことを少しだけ考えた。買わないけど、宝くじ。