君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

心のSDカードに永久保存

子どもと一緒に過ごしていて、まるで恋人みたいだな、と思うことがよくある。

目が合うとそれだけでこの上なくうれしそうに笑ってくれて、駆け寄ってきて「かあしゃん かあしゃん」と抱きしめてくれて、「おててつなぐ」と言って手を差し出してくれて、眠るときはくっついて眠ろうとする。寝る時まで手をつなごうとしたりする。

 

きゅんきゅんが止まらない。

かわいい。

かわいすぎる。

 

ふみちゃんを前にすると脳みそが溶けて語彙力が崩壊する。

「かわいい かわいい ふみちゃん大好き ちゅっちゅ」とぎゅうぎゅう抱きしめておでこにキスをする。

ふみちゃんも「うふふー」とよろこんで、「もっかい」「ちゅっちゅ」とおでこを差し出してきたりする。

かわいい。

かわいすぎて死ぬ。

 

このあいだも同じようにぎゅうぎゅう抱きしめていると、何度も「もっかい」と言うので、

「たまにはふみちゃんからも大好きって言ってほしいなー」とわたしからも要求してみたところ、ふみちゃんは一瞬(なぜわたしから?)とでも言いたげにきょとんとしたものの、「だぃきー(だいすきー)」と言ってくれた。

そしてソファを降り、近くで見ていた大木くんのもとへも駆け寄りにこにことだきついてまた「だぃきー」と言った。

大木くんもでれでれして「お父さんも大好きー」と返す。

 

普段照れるのかふみちゃんに「大好き」と言わない大木くんが、ふみちゃんにつられて「大好き」と言っている!(※わたしにもほとんど言ってくれたことがない)

 

しあわせそうに抱き合う父子にわたしまできゅんきゅん。

 

その後ふみちゃんは「かあしゃん だぃきー!」「とうしゃん だぃきー!」と交互に親を抱きしめてくれた。

その健気でかわいいこと!

 

突然のことだったのでカメラを回せなかったのがざんねんだ。

けれどこの日の光景は心のSDカードに永久保存である。