君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

マタニティマークをつけていると電車で席を譲ってもらえるか

自宅安静が解除され、2月から職場復帰した。ただし医者からは「まだ完全に血腫がなくなったわけではないし運動はするな」と言われていたため、たぶん満員電車で踏ん張っているのもよくないのだろうと考え、ラッシュのピーク時を避け、鞄にマタニティマークのストラップをつけて通勤することにした。

続けること5週間。譲られたり譲られなかったりした記録をしたためておく。

 

結論から言うと、譲ってもらえたのは3回。うち2回は優先席の前に立っているときで、目の前に座っている方が気づいて譲ってくれた。朝ではなく夕方の電車だった。

残りの1回は朝の通勤時で、優先席でないシートの前に立っていて、斜め前の席が空いた時、隣で立っていた人が自分は座らずわたしに席を譲ってくれた。この時は降りる駅までもう一駅だったのでお礼を言ってお断りをした。

譲ってくれたのはいずれも女性の方だった。

 

3回とも、ここ2週間ほどのことである。血腫がまだ治っていなかった妊娠4か月の頃はまったくおなかが出ていなかったため、周りの人も、マタニティマークに気付いても譲りづらかったのかもしれない。

最近はコートを着ていても「よく見ればお腹周りが大きい」のがわかるようになったせいか、譲ってもらえる率が増えたようだ。

 

気づいたこととしては、優先席付近に立っても、座っているほとんどの人が顔をあげもしない、だからマークにも気づかないということだ。だいたいスマホでゲームをしている人が多かった。たまにお腹が痛いときがあって、目の前の人たちがみんなそうだとちょっとつらかった。

一度優先席で席を譲ってもらったときに、隣に立っていたおじさんがすかさずそこへ座ってしまったこともあった。その時は譲ってくれたおばちゃんが「この人妊婦さん」とおじさんに教えてあげて座らせてもらえたが。まあみんな他人の鞄についてるストラップなんか見ないよね。

 

座らせてもらったものの、もしかしたらあのおじさんも体のどこかが悪かったのかもしれない、などと考えると後味が悪い。普段は健康だけど今日は足をねんざしているとか、風で体全体だるい、みたいな人もいるだろう。

そう思うと、ただ妊婦だからと言って席を譲ってもらうのはちょっと申し訳ないような気がしてきた。わたしはつわりもほとんどないし、絨毛膜下血腫もこのあいだの検診でほぼなくなっていたしな。

 

よし、これからは体調がいい日はストラップは外から見えないように鞄の内側につけておこう。

 

と金曜から実践し始めたものの、金曜の夜は電車が混んでいて吊革にすらありつけないかもしれなかったため、結局マークを外に出した。

人と人とが密着する満員電車でも、マタニティマークを付けた鞄をおなかの前に抱えていると周りの人達がやんわり距離をとってくれるので、危険を感じずに電車に乗っていることができることがわかった。

 

 

まだお腹がほとんど出ない状態でのマタニティマークを付けての通勤の記録としてはこんな感じ。

希望としては、優先席に座っている健康な人は、客の乗降があるたびに周りに目を向けてほしいと思った。

一方、やさしい人には気を使われてしまうので、妊婦側としても特に周囲に気付いてもらう必要のないときにわざわざマークを付けていることもないだろうとも思った。ただしこれはわたしが通勤時間が短いからそう思うのであって、毎日長時間電車に揺られている人は、体調が良い日であってもなるべく座った方がよかろうと思う。

妊婦でももりもり元気に行くわよ!と言いたいところだが、妊娠初期に活動的過ぎた結果が切迫流産による1か月以上の休職だと思うので、やはり無理は禁物。

 

 

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コロナの影響で外出はなるべく控えているけどあまりに動かなさすぎるのも…と思ってお散歩がてら大木くんと近所のカフェへ。わたしたちのほかに客は2組しかおらず、ここなら安心。

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金曜日に大木くんがうどを買ってきたので酢味噌和えと天ぷらに。酢味噌和えのさわやかさと天ぷらのジューシーさに感動。うどって食べるの2回目だけどこんなにおいしい食べ物なのね。