君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

妊娠10週 絨毛膜下血腫 自宅安静

いつの間にか、年が明けて一週間以上たっている。

あけましておめでとうございます。

わたしは今これを寝ながら書いています。

 

寝ながら、というのは比喩でも何でもなく、布団に入っておなかの上にクッションを置き、その上にノートパソコンを置いてこれを書いているのだ。

 

絨毛膜下血腫だから明日から仕事休んで安静にしてね、と近所の婦人科で突然に言われたのが12月23日。

悪化してますね、ちゃんと安静にしてますか?と言われてしまったのが1月6日。

出血と腹痛で慌てて病院に行ったら、さらに悪化しているのがわかったのが昨日。

 

 

絨毛膜下血腫というのは、赤ちゃんが入っている袋と子宮の間が剥がれて、そこに血がたまっている状態のことを言うそうだ。これが広がって子宮から全部剥がれてしまったら、当然ながら流産となる。対処法はないそうで、ひたすら安静にして、血液が自然と吸収されるのを待つほかないのだという。ただし、安静にしても、流産を確実に免れられるわけではない。

わたしの場合、最初に診断されたときは2センチ程度だった血腫は、おおむね安静にしていたのになぜか6センチを超えてしまった。

 

 

というわけで仕事も行けず、ひたすら暇と闘いながら横になっている。

現在妊娠10週。

幸いにしてつわりはほとんどなく、自覚症状も大してないので、huluなんか始めてみたりしてお気楽に動画を見ている。ただ、食事やトイレ、お風呂以外はずっと布団の中だ。当初は家事もしていたのだが、次の検診で悪化していたので怖くなってもう全部大木くんにお願いすることにした。

寝てばかりで腰が痛いので、今日は思わず3万円の布団を楽天でポチってしまった。

もちろん仕事も行けない。布団の中から恐縮しながら電話を掛けたりメールをしたりして、他の人に仕事をお願いした。

 

最初に診断を受けた後は職場に申し訳ないし本人に自覚もなかったので、1日だけ出勤したのだが、その後の検診で悪化していたので、もう何を言われても治るまでは行かないと決めた。

 

このあいだの検診では、エコーの映像から、赤ちゃんが手を動かしているのが見えた。

まだ3センチしかないのに、ちゃんと生きている!

そう思うと、安易なことはできないなと思った。

 

 

正直、妊娠くらいで休みをくれる会社、というか日本社会は過保護なんじゃないかなんて思ったりする。まだ存在してもいない、今後ちゃんと生まれるかもわからない命を守るために仕事を休むことができるなんて。

「働いてたら流れる程度の命なら流産してもしょうがないじゃん、そんなこと気にしてないで働けよ」、とはならないのだな。わたしが想像していた世の中ってそういう、ドライで、弱肉強食な世界だったのだけど、そうでもなかったらしい。

 

まあそういうわけで、今年の目標は、無事に産む、である。

これしかない。

たどり着けるだろうか。

でも、やれるだけのことはやらねば。

 

 

 

今週のお題「2020年の抱負」