君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

尾道の備忘録。と、親戚との会食、実家

海辺のベンチで適当に朝ごはんを食べ、尾道散策開始。
あまり時間がないのでとりあえずロープウェイに乗り、
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海をながめ、
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(これは川のように見えるが向かいの島との間隔が細いだけで海である)
お寺をお参りして坂道を愛でる。
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本当は、尾道大好きなのでもっとここにいたいのだけど、電車の時間だ。
結婚式に親族を呼べなかったので、うちの母方との食事会をすることになっているのだ。大木くんがおばたちに会うのは今回が初めて。「おれ、立ち居振舞いとか大丈夫かな…」とちょっと不安そう。
わたしたちの旅行は実質的にはここで終わりだ。


会食では島暮らしのパワフルな親戚たちに圧倒され、会うたびに小さくなっていくおばあちゃんにちょっとだけ不安になったりしながら終了。
そのあと、父方の伯父の家へお邪魔し、おなかいっぱいのところにケーキをごちそうになる。
一旦母方の祖母の家へ行って少しくつろぎ、ようやく実家へ。

大木君はきっと疲れただろう。
島暮らしの人たちのあのテンションは、大木くんの親戚にはほとんどないものだったと思うし、逆に父方の伯父一家は正反対でとてもおとなしく、40過ぎのニートもいるおうちだ。
(話はそれるが、このニートのいとこのことを、これまでわたしは単に怠けているのだと思っていたけれど、今回久々にまともに同じ空間で過ごし(と言っても会話はなかった)、無表情でぼんやりと他の人たちの話を聞いているだけの彼の様子を見て、ちがう、怠けているのではない、彼が一般的な組織で働くのは無理なのだと気が付いた。頭は悪くないはずだが、それと人の輪の中で生きるためのセンスは別だ。何とか職に就き、仕事に適応することは無理ではないだろうが、十中八九心を壊すだろう、そんな感じがした)


ところが、実家に帰って体調を崩したのはわたしだった。
夕食前に布団に横になって少し眠る。
そういえば、正月に大木くんの実家へ行ったとき、おなかを壊して布団で休むことになったのは大木くんだったな。
自分の実家へパートナーを連れて帰るというのは、何かと気疲れするものなのかもしれない。


とはいえ久々の実家はリフレッシュできた。
母のシンプルな料理を食べ、ぐっすり眠り、お昼にお好み焼きをおごってもらって新幹線に乗るころには旅の疲れも随分取れた心地で、満足感に満たされていた。


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その日の晩ごはん。さっと作れるものを、ということで親子丼。やさしめの味にしておいた。
なんだかんだと書いてきたけど、やっぱり家が一番かもしれない。
実家に帰ってみて、子どもの頃はここが自分の家だと思っていたけれど、実際は父と母の家にいさせてもらっていただけなのだなと感じた。今は大木くんとの家がわたしの帰る場所。

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次の日(連休最後の日)の晩ごはん。大木くんの誕生日のお祝いで飲んだ赤ワインの残りを全部使ってビーフシチューに。
参考にしたのはこのレシピ。
chefgohan.gnavi.co.jp
牛肉は高いのですじ肉を使って。
大木くんはおいしいおいしいと言ってたくさんおかわりしてくれた。
でも翌日の方が味がまろやかになって何倍もおいしくなっていた。

次回のためのメモ:赤ワインはしっかり煮詰めること。デミ缶を入れた後しばらく煮ること。冷まして味をなじませる時間を取ること。


ゴールデンウィークは本当に楽しかった。
今すぐ尾道に戻りたいくらい。
でも、家が一番いいなとも思える。
隣に座ってごはんを食べたりテレビを眺めながらずーっと大木くんにひっついていられるからな。


今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」