君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

UFOラインとしまなみ海道の備忘録。

今回なぜ四国を旅行先に選んだのか。

それは、四万十川を見てみたいというのもあったけれど、もう一つ、あこがれていた場所があった。

それが、UFOライン。高知県愛媛県の県境を走る道路だ。

去年のカローラスポーツのCMを見て、「ここへ行きたい! 次の旅行はここにしよう!」とずっと言っていたのだ。

 


【カローラ スポーツ】気持ちいい日篇 30秒

 

ついに時は来た。

いざ。UFOラインへ。

 

が、

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道が狭い。

車がすれ違えない。対向車が来るたびちょっとでも広い場所へ進んだり戻ったりしながらギリギリまで端に寄せ、譲ったり譲られたり。ミラーを閉じたり開いたり。

普段ならこんなに車が通る道ではないのだろうが、そこはゴールデンウィーク。登山客など、多くの車とすれ違う。それが何キロも何キロも続くのだ。

大木くんと交代で運転をしたけれど、隣に大木くんがいなければきっとわたしは半泣きで「こんなところ来るんじゃなかった」と全力で後悔していただろう。

 

でも隣に信頼する人がいるとタフなことでもやれちゃう不思議。

そして、ついに、、

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お!

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来た! 来ました! ついに、憧れのあの場所に!

 

ここは少し道路が広く作ってあったので(登山道の入り口になっている様子)、車を止めて登山道を少しだけ登ることに。

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わぁ!

 

気持ちの良い景色である。

恐る恐る来たかいがあった。

 

登山道を一番上まで行くことはせず、車へ戻る。

ワクワクして目指してきた場所だったが、気持ちの良い景色はあの一瞬だけで、あとはまた怖々すれ違う道がまたずっと続いた。

 

そんなこんなでようやく今治へ。今治と言ったら造船!ということで造船所を見て(大きい船がたくさんあって興奮した)、

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海を眺めながら鯛めしを食べ、

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さてしまなみ海道へ、と思ったらここでまさかの大渋滞だった。

 

もう少ししたらちょっとはましになるかな、と淡い期待を抱きながら大三島で一旦高速を降りて亀老山の展望台へ。

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そして次は伯方島で降りて沖浦ビーチへ。

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ここは観光地化されていなくて人が少なく、とてもゆったりできた。

 

 

5時ごろ、そろそろ戻るかね、と車に乗ったのだが、この先、二人して顔が真っ青になるくらいの大渋滞が待っていたのだった。

 

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おかげで夕焼けが見れたけれど、予定ではもう尾道についているはずだったのに。

全然動かない。レンタカー屋さん8時までなのにつけそうにない。二人でそわそわ、イライラ。イライライライラ。

 

しまなみ海道は橋の部分を除いてほぼ片側1車線なので、ひとたび渋滞するとこんなことになるようだ。くそう、見通しが甘かった!

こんな時でも大木くんは、時折現れる追い越し車線で後ろからやってきた車を前に入れてあげたりしている。追い越し車線を走ったって、その先も全く動かない渋滞の列が待っているだけであるため、ほとんどの人が列から出ないようにしているのに、ちらほらと、その数百メートルをスキップしようとする人がいるのだ。

「大木くんはなんでわざわざこの車を入れてあげるの」

イライラしてわたしが言うと、

「だってしょうがないじゃん」と言う。

「でもここで無理やり入らないといけないの、追い越し車線に出る時点で予測できたはずじゃん。ずるするような人は自分が並んでた車が来るまで待ってればいいんだよ」

 

この時はわたしの方が絶対正しい、秩序を守れない人にやさしくしてあげる必要なんかないと思ったのだけれど、そのあとまた同じような場面になって、わたしの言ったとおりに無理に前に詰めて追い越し車線をやってきた車をブロックしてくれた大木くんを見て、やっぱりあんなこと言うんじゃなかったと後悔した。

イライラと攻撃的な気持ちになるのは、わたし一人でいい。

ごめんね、大木くん。

 

 

結局、尾道には8時を大幅に過ぎて着いた。レンタカーは明日朝一で返却することになり、とりあえずコインランドリーへ。洗濯機をまわしている間にU2というサイクリスト向けの施設内のレストランで食事をとる(美味しかったが、写真を撮るのを忘れていた)。

洗濯物を回収し、宿についたのは10時を過ぎていた。

 

今日は本当に疲れた。本当に本当に疲れた。

 

次回への教訓:ゴールデンウィークは渋滞予想をきちんと見ましょう。

 

 

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」