君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

高知旅行の備忘録。

平成最後の日に出発。令和へ向かって旅行に出掛けた。羽田から一路、高知へ。

と、ウキウキと繰り出す予定だったのだが、朝早くて寝不足、大木くんは風邪気味、あいにくの雨でしょっぱなからテンションが下がる下がる。

高知龍馬空港からとりあえず桂浜に向かったのだがゴールデンウィークだから混んでいて、離れた場所にある臨時駐車場に止めてシャトルバスに乗れという。
めんどくさくなって「雨だしいいよね」と桂浜を目の前にして諦めるわたしたち。
そしてカツオを食べに高知市へ向かったのだが、こちらも市場が激混み。有名店は数十メートルの行列。めんどくさくなって「どこで食べても同じだよね…」と市場の外の並んでない店へ入るが、カツオはともかく白いごはんがまずい。

その後、宿をとっている四万十市へ向かうが、高知市を離れると高知はただの田舎で、高速道路の周りはなんもないし、雨だし、ドライブは眠くて仕方なかった。

はるばる高知まで来たのになんだこのテンションの上がらなさは…。
宿の駐車場では車もうまく止められないしで踏んだり蹴ったりだ。

と意気消沈して宿に着いたのだが、そこで待っていてくれたのはとっても気さくなご主人。古田新太みたいな飄々とした佇まいで、楽しそうに何でも話しかけてくれる。手作りの露天風呂や檜風呂のある面白い宿。
夕食はどこにも予約してないと言うと、「ゴールデンウィークはどこも入れないんだよ」と言いながら知り合いのお店に何件も電話してくれた。(でも最終的にお店をとってくれたのは宿に遊びに来ていた(?)ご主人のお友達。なぜかそのお友達に車に乗せてもらい居酒屋へ)

すっかり楽しくなってきたわたしたち。
ごはんを食べて宿に戻る頃には上機嫌になっていた。気さくな人っていうのはすごいな。ある種の魔法みたいだ。
と、この日は宿に感動する1日となった。

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居酒屋で食べたカツオの刺身。もっちり。
その他、イタドリの煮物、あおさの天ぷら、筍の煮物、ウツボの唐揚げなど。お酒は黒尊の純米吟醸。美味しかったねえ。
ちなみに、泊まったのは「中村屋ZAKONE」さん。檜風呂が素敵でした。