君の木の下

夫婦と子どもふたりの日常備忘録

守られる側からの卒業

今週のお題「卒業」

昨日、大木くんと一緒に駅ビルの書店に寄った。
中高生のためのお弁当、なるレシピブックを発見し、「子どもができて高校生くらいになったら毎日お弁当作らなきゃいけないのか!」と二人して驚愕した。

我が家はわたしが転職一年目ということでまだ子どもはいない生活をしているが、年齢を考えても、来年くらいから妊活を…という話はしている。
が、今から戦々恐々としてしまう。
子どもがいたら楽しいだろうなとは思う。今はただ好き合っているから一緒に暮らしているだけの大木くんと、共に生きる固い理由もできる。
けど、夜泣き?保育園の送り迎え?離乳食づくり?PTA?習い事?塾代?毎日のお弁当!?そもそも食事なんか毎日手作りしてませんけど!
などと考えると怖くてしょうがない。

高校生くらいになったらお弁当くらい自分で作ってくれないかな…
それとも、部外や勉強に打ち込む子どもを見ると、己の身を粉にしてでも応援したいと思うものなのだろうか。


さて、今週のはてなブログのお題が卒業ということだったので自分の高校生の頃を思い出してみた。

お弁当はだいたい毎日用意してもらってたな。まあ、母は父の扶養の範囲内で在宅ワークをしているだけなので、私たち夫婦とは条件が違うけれども。なのであまり参考にならない。

でもそういえば、ほとんど毎日駅まで父に送ってもらっていた。帰りが遅いときも駅まで迎えに来てもらうことがよくあった。

わたしの家は高校から2時間くらいかかるところにあって、バスの本数もそんなにないから、自力で登校しようと思うと6時すぎくらいには家を出る必要があったのだけど、結局ほぼ毎日父がJRの駅までは送ってくれたから、6時半すぎの出発で済んでいたのだ。
帰りも、塾帰りの21時22時に駅まで迎えに来てもらうことが多かった。

わたしは、単に父が出勤のついでで送ってくれているのだと思っていた。若い頃は父の仕事は激務で、早朝出勤、深夜帰宅は当たり前だったから。

でも、大学生になって久々に実家に帰ってみると、父は7時頃出勤し、20時には帰宅しているではないか。
そこではじめてわたしは、父がわざわざわたしに生活時間をあわせてくれていたことを知った。
「やってあげてる」なんて、父も母も一言も言わなかったから、わからなかった。


子を持つとわたしたち夫婦もそんな風になるのだろうか。守られる側から守る側へ。
人生の大きなパラダイムシフトが起こることになる。
そういう意味でも、子どもを持つことはやはり楽しみだ。


f:id:kinoshita-kinoshita:20190325220332j:plain
昨日の晩ごはん。豆腐ハンバーグと茶碗蒸し。
なお、今日の夕食はない。春は残業が多いから、当面平日の食事は作れそうもない。
子どもができたら? うーん、大木くんが毎日作るのかなあ。やっぱり怖いなあ、子ども。